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子供たちへ(探鳥入門)

野鳥を見るのに必要なものは?

 野鳥を観察するのに最初からお金をかけていろいろそろえる必要はありません。まず屋外に出て、まわりを見回しましょう。スズメやカラス、ハトのほかにも野鳥を見つけることができると思います。
 最初は、名前がわからなくても大丈夫です。野鳥の大きさや鳴き声、羽根の色などを識別するところから始めてみましょう。少し慣れてきたら、野鳥が何をしているか観察してみましょう。羽づくろいや頭かき・求愛行動など・・・いろんな行動を見ることができると思います。
 だんだん慣れてきたら、野鳥図鑑を購入して見かけた野鳥の名前を調べて見ましょう。名前がわかるとさらに野鳥に興味がわいてくると思います。
 肉眼での観察に慣れてきたら双眼鏡が欲しくなってきますが、探鳥会などに参加して実際にベテランの人が使っている双眼鏡を見せてもらい、アドバイスしてもらってから購入したほうが良いと思います。

双眼鏡:

 倍率は8倍前後、視野の広い(見掛け視界65度以上の広視界タイプ)ものが良いです。また、自分の手になじみやすく、すべりにくいラバーコーティングされたもので防水・防滴仕様がされていれば野外で使うにも安心です。
 なお、双眼鏡は、後々のメンテナンスのためにも信頼のできるメーカーのものを選ぶことも大切なポイントです。ベテランのバードウォッチャーにいろいろ聞いてから慎重に双眼鏡選びをしましょう。

図鑑:

 最初に買う野鳥図鑑は、持ち歩くことができる手頃な大きさのハンディタイプが良いでしょう。写真タイプより、野鳥の特徴を強調して描いているカラーイラストの図鑑のほうが良いでしょう。値段は500円~1000円ぐらいです。財団法人日本野鳥の会が発行しているハンディ図鑑(「山野の鳥」、「水辺の鳥」)などがおすすめです。

フィールドノート:

 いつも小さなノート(フィールドノートと言います。)を持ち歩き、いつ、どこで、どんな野鳥を見たか記録しましょう。また、名前のわからない野鳥を見た時は、その大きさや形、色、鳴き方、行動などメモしておきます。後で図鑑で調べるときに記憶だけに頼り調べるより、メモしておくと大変役立ちます。

野鳥はどんなところにいるの?

 わざわざ山や川、海に行かなくても野鳥は身の回りにいます。まずは、自分の身の回りにいる野鳥を観察してその土地の野鳥のベテランになりましょう。季節により、どのような鳥が多くなり、また少なくなるのか。群れたり、単独で行動したり、鳴き方も変化したりと、季節によっても変化があります。
 これらの野鳥の基本行動をマスターしておけば他所の土地で探鳥した時に役立ちます。

「ものさし鳥」って何?

 野鳥を見わける時に使う4種類の鳥(スズメ・ムクドリ・キジバト・カラス)のことで、日本中どこにでもいるので覚えておくと便利です。知らない野鳥に出会った時、体の大きさ、くちばしの形、尾の長さなどをよく観察して覚えておき、図鑑で探すときこのものさし鳥と比較することで、可能性のある鳥を絞り込んでいくことができます。
 御坊・日高地方では、ムクドリよりヒヨドリの方が多く見かけられるため、ヒヨドリをものさし鳥の一つとして覚えておいても便利です。

スズメ:

全長15センチ
頬に黒い斑がある。「チュン、ジジッ」と鳴く。人家付近で見られる。

ムクドリ:

全長24センチ
黄色っぽい足とくちばし、短い尾を持つ。「キュルキュル、ジェーッ」と鳴く。開けた環境に群れる。

ヒヨドリ:

全長28センチ
頬は赤褐色、体は灰褐色で胸に縦斑がある。「ピーヨ、ピーヨ」と騒がしく鳴き、飛びながら「ピーッ、ピーッ」と鳴く。
庭や果樹園の果樹をついばみにおとずれる。

キジバト:

全長33センチ
翼や背に茶色のうろこ模様があり、首に縞模様がある。オスはデーデー、ポポーと低い声で鳴く。

ハシボソガラス:

全長50センチ
家の回りや畑でよく見かけられれ、畑荒らしをすることもある。
ハシボソガラスとハシブトカラスの見わけ方は、鳴き方では「ガア、ガア」と濁った声で鳴くのがハシボソカラスで、「カア、カア」と澄んだ声で鳴くのがハシブトガラス。
ハシボソカラスの方が一回り小さくスマートである。

さあ探鳥に出てみよう!

 さて、手始めに君たちもよく知っているスズメを観察してみましょう。ところが、いざ観察となると「チュン、チュン・・・」と鳴き声が聞こえても、なかなか姿を見つけることができません。そんな時は、鳴き声のする方向にある電柱や電線、樹木の枝先を探がしてみましょう。
 やっと見つけたと思ってもスズメは、すばしっこくって、じっとしていません。すぐに移動します。
 これを最初から双眼鏡で追うのはちょっと難しいです。最初は、自分の目で追いかけてスズメの行動パターンや習性を覚えましょう。そして、観察して気が付いた事は、その場ですぐノートに記録しましょう。それを繰り返しているうちに、自宅近くのスズメならどんな時間帯にどこでどんな行動をしているかわかってきます。双眼鏡の購入・使用は、肉眼での観察をマスターしてからでも十分です。

電線にとまっている写真

屋根の端にとまっている写真

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