浄化槽は生き物です。人間と同じように日頃から健康管理をして、定期的に健康診断を受ける必要があります。
合併処理浄化槽を設置することで、きれいな水を身近な環境に返して、日本の豊かな自然を守ることができます。環境の保全にとっては良いことづくめなのですが、そのためには合併処理浄化槽を設置した後の維持管理がきちんとされなければなりません。
汚水の中の汚物を浄化する主役は、浄化槽の中のたくさんの種類のバクテリアや原生動物などの微生物です。ところが、微生物は案外気難しやで、活発に働かせるには、微生物が働きやすい環境を整えてやらなければなりません。
合併処理浄化槽の中では、そこに棲む微生物によって汚泥が分解、浄化され、その後浄化された水だけが放流され、汚泥はそのまま浄化槽の中に残ります。残った汚泥は、年1回、専門の清掃業者によって引き出す必要があります。